

と思った方もいるのではないでしょうか。
僕もニュースを見た時はビックリしました。
今回は船水颯人選手のニュース・過去10年分のインタビュー動画から
- 国内活動終了・引退の詳細
- プロ活動終了の詳細
- 韓国リーグ挑戦の5つの理由
について調査しました。
こんな方におすすめ
- プロ活動終了の詳細が知りたい
- 日本代表活動終了の詳細が知りたい
- 移籍先の韓国の実業団 水原市庁について知りたい
- 今後の船水選手の国内活動について知りたい
- 韓国リーグへ挑戦する理由が知りたい
目次
プロ活動と日本代表活動の終了と韓国リーグへの挑戦を発表
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船水颯人選手は2024年12月の全日本選手権にて
- プロ活動の終了
- 日本代表活動の終了
- 韓国の実業団 水原市庁(スウォンシチョン)と所属契約
を発表しました。

と具体的にどう活動していくのか分からない方もいると思います。
それでは今後の船水選手の活動がどう変化していくのか解説していきます。
プロ活動の終了
船水颯人選手は2019年~2024年まで日本人初のプロソフトテニスプレーヤーとして活動していました。
ソフトテニスのプロとは?
プロはメーカーとの契約金、スポンサー等から支援や大会の獲得賞金、イベント開催等で生計を立てます。
野球やサッカー選手などでは当たり前のことかもしれません。しかしソフトテニスは大会の獲得賞金が少ない、もしくは無い場合が多いです。ソフトテニスのトップ選手は基本的に実業団に所属し、仕事をしてから練習をするのが当たり前でした。
そんな中、船水選手は本当にソフトテニスだけで稼ぐ道はないのか?と疑問に思い
今後のソフトテニスの未来のためにも
- 新しい選択肢を増やしたい
- 前例がないがやることに大きな価値がある
- 後先考えず直感を信じて突き進む
と強い意志を持って2019年4月にソフトテニス界で日本人初のプロ宣言をされました。2025年現在では船水選手に続きプロ宣言をされた選手が数多くいます。
今後はプロ活動を終了し韓国の実業団 水原市庁(スウォンシチョン)という実業団に所属します。
ソフトテニスの練習に配慮はあると思いますが、仕事後に練習に打ち込むことになるでしょう。
日本代表活動の終了
世界一の仲間。ありがとう🇯🇵🙌❤️🔥#世界選手権 pic.twitter.com/Y5YNdcgmAi
— 船水 颯人 / Hayato Funemizu (@hayato_no) September 10, 2024
船水颯人選手は2015年からソフトテニスの日本代表として世界で戦い、優秀な成績を残してきました。
世界ソフトテニス選手権
西暦 | 種目 | |
2015 | ダブルス | 銅メダル(増田健人・船水颯人) |
2015 | 国別対抗戦 | 金メダル |
2019 | シングルス | ベスト8 |
2019 | 国別対抗戦 | 金メダル |
2024 | ダブルス | ベスト8(上松俊貴・船水颯人) |
2024 | シングルス | ベスト8 |
2024 | 国別対抗戦 | 金メダル |
アジア競技大会
西暦 | 種目 | 賞 |
2018年 | 国別対抗戦 | 銀メダル |
2022年 | 国別対抗戦 | 金メダル |
アジアソフトテニス選手権
西暦 | 種目 | 賞 |
2016年 | ミックスダブルス | 金メダル(佐々木聖花・船水颯人) |
2016年 | 国別対抗戦 | 金メダル |
2024年12月に日本代表活動を終了すると発表されたので、今後日本代表選手としては大会へ出場しないということになります。
国籍の問題もあり難しいとは思いますが、もし韓国代表として日本と戦うことになったら・・・手ごわい強敵です。
韓国の実業団 水原市庁(スウォンシチョン)と所属契約
船水颯人選手、韓国リーグへの挑戦を表明!!
2025シーズンより韓国屈指の強豪「水原(スウォン)市庁」と所属契約を締結。追い続けた夢と自らの可能性への挑戦を始めます。
<船水颯人選手コメント>… pic.twitter.com/q1rEa6aUaD
— YONEX SOFT TENNIS (@yy_softtennis) December 16, 2024
船水選手は韓国の実業団 水原市庁に所属するということですが、どんなチームなのか知らない方も多いのではないでしょうか?
水原市庁とは?
2024年の世界選手権韓国代表メンバーが多数在籍している韓国リーグ屈指の強豪です。元世界シングルスチャンピオンのキム・ジヌン選手も在籍しています。
水原市庁の戦績
- 2024年 国民体育大会 優勝
- 東亜日報杯 準優勝
日本とは文化も環境も違う韓国では新たな出会いや発見がたくさんあるでしょう。今後の船水選手の進化に期待ですね。
日本国内でのイベント・国際大会には参加
プロ活動や日本代表の活動は終了すると発表されましたが、今後も日本国内でのイベントには参加することはあります。
2025年1月に行われたヨネックスソフトテニスワールドチャレンジin神奈川に参加されていました。
また2025年3月8日から始まる第5回平和カップひろしま国際ソフトテニス大会への参加も予定されています。
今後も日本国内のソフトテニスイベントや国際大会で選手として招待されることがあるでしょう。
韓国リーグへ挑戦する理由


と思われる方もいるでしょう。
船水選手が韓国リーグへ挑戦する理由については明確には公表されていません。
ですが、これまでの約10年分のインタビューや試合動画を見てきた僕が5つの理由を推測しました。
- 韓国リーグはレベルが高い
- 韓国リーグでのプレーが夢だった
- ソフトテニスの世界的な発展のため
- 日本人ソフトテニス選手としての新たな選択肢を増やす
- ソフトテニスの競技普及
それぞれ解説していきます。
理由1:韓国リーグのレベルの高さ
韓国は日本と負けず劣らずソフトテニスが強い国です。
2024年世界ソフトテニス選手権で日本男子は国別対抗団体戦、シングルスにて上松俊貴選手が優勝を飾りました。
しかしメダルの総合獲得数では韓国に負けています。
【#世界選手権2024】#ソフトテニス
メダル獲得ランキング
日本のメダルは6個
韓国の12個には完敗でしたが
次回は全種目で金メダルを獲得できるように引き続き
日本チームを応援しましょうThe 17th Anseong World Soft Tennis Champoinships
第17回 #世界ソフトテニス選手権大会
9/4-9 韓国安城 pic.twitter.com/fAmw2RP0eG— ソフトテニスHR (@HRsofttennis) September 11, 2024
船水選手はこれまで数々の国内大会で優勝してきました。
韓国の競技レベルの高さから、次はここでトップを獲りたいという気持ちあったのではないでしょうか?
理由2:プロ宣言前から韓国でのプレーを視野に入れていた
船水颯人選手は大学卒業前の進路で
- 日本でプロになるか?
- 日本で実業団入りするか?
- 韓国でプロになるか?
と悩んでおり、プロ宣言前から韓国でソフトテニスをすることも視野に入れていました。
当時の船水選手によると、日本と違い韓国はソフトテニスで稼ぐことが成立している唯一の国だともコメントされていました。
大学卒業前からそれくらい韓国のソフトテニスには注目していた訳です。
そこで船水選手が決断した選択は、まず日本ソフトテニス界を変えるために国内でプロになることでした。
その結果、2025年現在では船水選手に続きプロ宣言する選手が増えました。
ソフトテニスプロ選手一覧
- 船水雄太選手 2020年3月
- 吉村玲選手 2020年7月27日
- 玉井浩貴 2021年1月1日
- 上岡俊介 2021年10月6日
- 丸山海斗 2021年10月15日
- 松本崇志 2021年
- 須藤大貴 2022年3月
- 広光健太 2022年10月
- 高橋衛司 2022年12月
まさに有言実行でソフトテニスの新しい道を開拓した今、もともと視野に入れていた韓国リーグへ挑戦したのではないでしょうか?
理由3:ソフトテニスの世界的な発展のため
ソフトテニスは日本では中学生の部活で取り入れられ、知名度の高いスポーツです。しかし競技人口が多いのは日本のみで世界的にみるとマイナーなスポーツです。
- 日本:500,000人
- 韓国:50,000人
- 台湾:25,000人
- インド:25,000人
- 中国:2,000人
- その他の国:500人以下
出典元:カンボジアのまさと
日本人選手が韓国でソフトテニスをするということは国際的なニュースにもなります。
船水選手のことが韓国のネットニュースに載っていました。
船水選手の所属する水原市庁は14種目、106人の選手がいるそうです。
気になる方は翻訳して見てみてください↓https://t.co/WFJAqCkzCfhttps://t.co/h3O34ioL5n#韓国#ソフトテニス pic.twitter.com/SF7Lq9RU1I
— ひゃん🎾ソウルでソフテニしませんか? (@hyang_JP) January 21, 2025
船水選手ほどの逸材が海外で活躍することは、その国のソフトテニス発展にも大きく貢献できるでしょう。
理由4:日本人ソフトテニス選手としての新たな選択肢を増やす
野球やサッカーなどでは海外チームに行くことは珍しくありませんが、ソフトテニスではあまり例を見ません。
現在、ソフトテニスで海外で活躍している選手は次の三人のみです。
- 船水颯人選手(2025年-水原市庁)
- 林田リコ選手(2023年-スンチャン群庁)
- 船水雄太選手(2024年-ピックルボールへ挑戦のためアメリカへ)
船水雄太選手はピックルボールの挑戦ということで、ソフトテニスのため海外で活躍している選手は実質2人のみとなっています。
日本はソフトテニスのレベルが高く、練習環境も良いでしょう。
しかし海外でソフトテニスをすることはその国ならではの新しい技術や戦略を学べる機会でもありますし、言語や文化・環境の違いはソフトテニス以外の面でも人間的に大きく成長するチャンスです。
船水颯人選手の韓国リーグ挑戦は日本で実業団入り・プロ宣言をする以外の新たな選択肢が生まれたといっても過言ではありません。
今回の挑戦は『ソフトテニスの未来のためにも新しい道を開拓する』そういった意味合いも含まれているのではないでしょうか?
理由5:国内ソフトテニスの競技普及
日本国内のソフトテニス競技人口は世界で最も多いです。
しかし他競技と比較すると
- 大会で賞金が出る大会が少ない
- 賞金が出たとしても少額
- オリンピックの正式種目になっていない
これらのことから10年前まではトップ選手になったとしても将来性があるとは言い難いスポーツでした。
中学生の頃はそういったことは考えず、ソフトテニスに打ち込む子が多いです。
しかし高校・大学と年を重ねるごとに
トップ選手になったとしてもお金がたくさんもらえる訳ではないし、このスポーツにそこまで真剣にやる意味があったのか?
とネガティブに感じる場面が増え、ソフトテニスを辞めてしまった選手も少なくないのではないでしょうか?
そういった現実を変えるため、船水颯人選手は2019年に自らソフトテニス界初のプロ宣言をし、様々なスポンサーやメーカーなどの支援を受け素晴らしい成績を残しました。
2020年からはソフトテニスのジャパングランプリが開催され、優勝賞金が100万円を超える大会も出てきました。
僕が見たインタビュー動画で船水選手は「ソフトテニスで頑張っている子どもたちにも夢を見せたい」と語っており
- 新車のレクサスの購入
- 好きなスニーカー集め
- 洋服
- ゴルフ
などプライベートも充実した生活を送れています。
推定年収は1,000万~1,500万円と言われており、一般の職業と比較するとソフトテニス選手は十分将来性があります。
今回の船水選手の水原市庁への移籍は『国境を越えた韓国リーグ挑戦』ということで、ソフトテニスを頑張っている多くの学生たちに注目されたことでしょう。
そういったニュースから自身のプライベートにも目を向けてもらうことで


と学生たちに夢や希望を与え、国内のソフトテニス競技普及に大きく貢献していくのではないでしょうか?
まとめ
韓国リーグでの船水選手の活躍を楽しみにしています。
以上
ありがとうございました。